FF9日記⑧

今日で終わりです。

クリアまで行くので長くなります。

 

テラへ行くための封印を解くため、世界各地に散ったところから。

そこには火水風土のガーディアンがいました。

あからさまにFF1のカオスだけど繋がりがあるのかファンサか。

しかし戦闘があったのは土だけ。どゆこと!?

各ガーディアンとの戦いが描写されるのでは!?

納期かゲームバランスか、なにかしらの都合が悪さしているのでしょうか……。

 

ともあれ各地の封印を解くと、輝く島にテラへの入り口が出てきます。

そこにはガーランドが待ちうけていました。

ジタンの正体について迫っていくようです。

そこには飛空艇インビンシブルも浮かんでおり、その底面に赤い目のような機構があります。

かつてマダイン・サリやアレクサンドリアを襲った目の化け物の正体はこれだったわけですね。

インビンシブルを見て気をやられてしまったダガーを介抱するため、テラ唯一の村ブラン・バルへ。

そこにはジタンと似た見た目の人々が虚ろな様でたたずんでいます。

ガイアの青い光がテラの生命に悪影響をおよぼすとすると、
インビンシブルの赤い目はその逆か

結局詳細はよくわからなかったけど、グルグストーンと同じ意匠の石もありました。

そしてブラン・バルまでジタンたちを導いた謎の少女から真実が明かされます。

曰く自分たちは人工的に作られた存在ジェノムで、いつかテラがガイアを乗っ取った時にテラの民の精神を入れるための器に過ぎないという。

かつて求めた親など存在せず、故郷は侵略者で、自分はただの器にすぎない。

流石にショックを受けたのか自分一人でガーランドと対決へ。

そしてガーランドの口から様々な真実が語られます。
クジャはジェノムのイレギュラーであったが、ガイアに戦乱を起こすため放置されたこと

ジタンはクジャの教訓を受けて同じ目的で作られたこと。

それに嫉妬したクジャによってジタンはガイアに捨てられたこと。

そして戦乱を起こす目的とは、ガイアの魂を滅ぼすこと。

死んだガイアの魂は本来循環するが、イーファの樹によって閉じ、魂を選別していること。

 


テラによる乗っ取りを防ぐためジタンはガーランドと対峙します。

しかし、いとも簡単に、文字通り意識を奪われてしまいます。

「人が生きるのに理屈が必要か」と言ってのけたジタンらしからぬ台詞

ここのBGMとても好き

これまで仲間たちにかけられた言葉を思い出す形で徐々に意識を取り戻します。

しかし目が覚めてもまだ自分一人でやろうとしている様子。

それでも仲間たちはついてきます。

そしてダガー

ジタンがこれまで自分たちを見ていてくれたように、自分たちもジタンを見ていたと。

自分たちを信じてくれたようにジタンを信じていると。

そしてこれまで守ってきてくれたようにジタンを守りたいと。

以前ジタンを先導者として語って、その立場がどうなるかと語りましたが、ジタンに導かれてきた仲間たちが今度はジタン流のやり方でジタンを導く形になりましたね。

ジタンが自分らしさを取り戻したところで、再びガーランドと対決します。

今度はそもそもガーランド側から先ほどの攻撃が行われないのですが、やっても無駄だったのだろうということは物語の都合抜きにしても推察されます。

そもそもああなったのは、生まれた経緯に過ぎない、人に与えられた理由で自分という器を満たしてしまっていたことが災いしたのかもしれません。

人に与えられただけの自分は簡単に人に奪われるけど、これまでの人とのかかわりの中でお互いの中に培ってきた自分らしさがあれば簡単には奪えない、とか。

逆にガーランドに問い返します

ガーランドを制したところで、漁夫の利にこれ幸いとクジャが襲い掛かってきます。

それすら退けた、と思ったところでクジャがトランスします。

そもそもこれを狙って勝負を仕掛けていたようですね。

覚醒したクジャの喜びもつかの間、命がもはや長くないことがガーランドから明かされます。

自暴自棄になったクジャは破壊の限りを尽くし、テラを滅ぼします。

ジェノムたちを連れてインビンシブルで脱出します。

脱出際、謎の少女ミコトとの会話

ジェノムたちは境遇の似た黒魔導士の村に受け入れてもらうことに。

一度は生と死に迷った彼らですが、今度はジェノムを導く立場に。

嬉し……

そしていざラストダンジョン、イーファの樹の中にある『記憶の場所』へ。

以前イーファの樹を指してラスダンじゃないんだと言ってましたがラスダンでした。

そこはジタンたちの記憶が投影される場所のようですが、ダガーにしか見えない記憶がジタンに見えたり、生まれる前の宇宙の景色が見えたり、なんだか変な様子。

最奥にてその真相が明らかになります。

ここまで精神体となって真相を語ってきたガーランドの最後の言葉
彼もまた生きていた


ここにきてクリスタルが出てくる。

道中カオスが出てくることと言い、FFらしくなってきました(もしかしてFFオリジンの内容ってFF9に影響されてたりするのでしょうか、余談)。

 

そしてその最奥にてクジャとの決戦です。

原初のクリスタルを破壊してすべてを無に帰そうとするクジャ。

いつでもリジェネとリフレクをつけたスタイナーで殴り続けたら終わった。

そのクジャを倒したと思ったら、彼の死への恐怖に応えるようにラスボス『永遠の闇』が出現します。

全ての黒幕、というわけでもなくどちらかというと集合的無意識とかああいう感じでしょうか。

このセリフのために出てきたようなボス
静かで暗い永遠と、繋がりの中に見出す永遠と

永遠の闇を退けるとイーファの樹が崩壊していきます。

ここからもう全部好きですね、スクショの置き方に迷う……

脱出しようというときに聞こえる、ジタンの無事を願うクジャの声。

それを聞いたジタンは一人残ってクジャを助けることを決意します。

もしクジャが自分を捨てていなければガイアの破壊者になっていたかもしれない―
であればこそ言えることでしょう

そしてジタンとダガー、別れの演技。

たまりません。

"お姫様"の時間の終わり

そして崩壊するイーファの樹を潜り抜け、クジャの元へ。

流石に知ってますこの台詞。

しかしこういう状況でクジャに対して言われるものだったんですね。

 

いずれにせよ残り僅かの命ですが、それでも手が届くなら差し伸べる。

これまでの行いを許すとか許さないとかを超えた赦しの域。

私はこういうメッセージを愛してます。

 

クジャもまた、人に与えられたものを乗り越えて自分を探していました

二人は崩壊にまきこまれたまま、エピローグへ。

ビビの子どもたちとパックの出会い。

寄り添いあうフライヤとフラットレイ。

アレクサンドリアに向かうサラマンダー。

城付きの料理人になったクイナ。

シドとヒルダの養子となったエーコ

成就するスタイナーとベアトリクスの恋。

 

そしてそれらの合間に挟まれるビビの最期の言葉。

ここはもう泣いちゃいますよね……。

その生を全うし、納得のいく死を迎えられたことも、それでも寂しくはあることも、全部切ない。

あまりに短いよと嘆きたくなるけど、そうではないんだよね。

全部貼らざるを得ない

ラストシーン、皆がアレクサンドリアに集まる中で開かれた演劇。

物語冒頭と同じく演目は『君の小鳥になりたい』。

それを鑑賞する女王ガーネット。

コーネリア姫とシュナイダー王子の悲恋が描かれるかと思いきや……。

こうでなくっちゃ

 

演劇に始まり演劇に終わるゲームでした。

皆与えられた役目があり、しかしそれを超えて己の役目を自ら任じて、演じ切りました。

ある意味、これ以上ないロールプレイングゲームであったと言えるかもしれません。

エンディングへ、最高の導入

 

 

 

少し話は逸れて、実は家にこういう本があります。

FF11発売に向けてこれまでのFFを振り返るもので、少なくとも当時の反応の記録として参照できるでしょう。

小さい頃に読んだきりで内容も覚えてなかったのですが改めて読んでみたところ、FF9ファイナルファンタジー原点回帰の物語として評価されているようです。

当時の空気感などは分かりませんが、なるほど王道の中世(正確には近世でしょうが)ヨーロッパ風の世界設定や、クリスタルの物語、FF1へのオマージュはそれを意識しているのかもしれません。

 

しかしそれだけでなく、ドラクエに対置してグラフィックと演出を重んじるRPG、「映画的」と語られてきたゲームであるFFにおいて、RPGとは何かを問い直したゲームでもあるように感じます。

完全に同一化してゲームの主導権を握るばかりがRPGではなく、ダガーがかつて劇にそうしていたように、その登場人物の心境に自分を重ねたり、憧れて理想の自分を投影したり、ゲームという媒体で彼らを操作することがそれらを手助けして、そうして自分の物語にしていく。

 

それがFFの提示するRPGなのではないか、鑑賞するゲームとしてのFFを物語の内部構造にまで組み込んでFFらしさを再定義したのではないか、そんなことを考えました。

 

メタ的な批評にまで話が及んでしまいましたが、生と死の肯定、自分らしさといった真っすぐなメインテーマを丁寧に描き切った作品として高く評価します。

自分にとって好きなFF、好きなゲームとして刻まれました。

 

このゲームをやるきっかけとなった人々や、この日記を読んでくれた方々に感謝いたします。

以上、ありがとうございました。

 

FF9日記⑦

かつてFF11をプレイするためにブラインドタッチを覚えました。

結局プレイはしてません。

 

続きやります。

 

クジャに従っている黒魔導士たちの事情を知るため村に向かったところから。

 

彼らの短命を利用して、延命を理由に従わせている模様。

ブラネの死に悲しむダガーを見て死ぬとは何なのか掴んだビビは、だからこそ仲間を人殺しにしようとするクジャを許せないと憤慨します。

 

翻ってダガーは、前に進もうとするビビと、何も変われない自分とを比べ悩みます。

続いて村で教えてもらったクジャの隠れ家へ向かいます。

しかしここに来るのもクジャの読み通りだったみたいで、罠にかかってしまいます。

仲間を人質に取られ、ウイユヴェールにグルグストーンというアイテムを取りに行かされます。

魔法が使えない結界があり、クジャには都合が悪いそう。

ウイユヴェール内にはこの世界の秘密について記録されていました。

テラという別世界があること。

その世界は『老化』により滅亡の危機に瀕していること。

こちらの世界で実験を繰り返していること。

インビンシブルと造船技術についての言及もあったり、飛行艇のような見た目のボス「アーク」が出現したり、飛行艇という存在自体にも何か秘密がありそうです。

 

またスクショは出来ていないのですが、2つの対になる星が一つになる映像もありました。

どうもテラとこちらの世界は対になってそうな感じ。

この遺跡で出現する敵がドッペルゲンガーを生み出してくるのもこの設定に関係しているのでしょうか。

 

ともあれグルグストーンはゲットしました。

戻ってみると人質になった仲間たちは自力で脱出しており、クジャと対峙しますが、エーコがさらわれてしまいます。

 

それを追う形で今度はグルグ火山へ。

深奥では、エーコから召喚獣を抽出しようとしていました。

ガーランドを倒すことに固執し、焦っている様子。

しかしエーコについてきていたモグが召喚獣としての力を開放し、窮地を救います。

 

そこでシド大公の妻ヒルダも助け出します。

彼女曰く、女性には礼儀正しく、また聞いてもいないのに自分の目的などを話していたとのこと。

前者はともかく後者に関しては単純なナルシズムだけでなく、孤独や焦り、ヒステリックを感じます。

計画が終盤に差し掛かった興奮、そこに現れたガーランドはじめ邪魔な存在たち。

誰かに自分の考えや功績を吐き出さずにはいられなかったようなそんな印象。

事情はまだ明らかではありませんが、さきほどの台詞(僕が僕でなくなってしまう)からも焦りがあることは読み取れます。

 

さてヒルダがクジャから聞いた内容によると、この世界ガイアと別の世界テラがあり、クジャはテラから来た存在とのこと。

そしてこの2つの世界は封印されたある場所で繋がっており、その封印を解くカギはイプセンの古城にあるらしい。

次の目的地ですね。

 

ただそこに行く前にアレクサンドリアでイベントがあります。

ダガーとの会話。

アレクサンドリアの王女らしく、そして女王らしくと振舞おうとしてきたけど、今の自分にその資格はない。

だからもう少し一緒に居たいという迷いの吐露でした。

 

無力感と自責の念が言葉を奪っていたとすると、ここで言葉を取り戻すのは、ビビの件もあって無力な自分から変わっていこうと思えるだけの整理がついたからでしょうか。

ジタンといたら変われるかもしれないという、他人に依る方法ながらも一歩前進。

だけではありませんでしたね。

 

それを聞いたジタンは、ベアトリクスから預かった宝石『ガーネット』を渡しながら説きます。

『ガーネット』は輝きたいと願い続けて人の手を渡り、今のような宝石になったと。

大切なのは輝きたいと願うことだと。

自分が願っていることが大切なんだと、そして自分はこれまでも願ってきたんだと悟ったダガーは、それを勇気に自分から変わろうと決意して、この断髪のシーンに至ります。

きちんと段階を踏んで前進していくし、それぞれの登場人物に意味がある。

丁寧で良いですねホント。

 

責任とその重圧のメタファーとしての城を背景にした以前のカットと、崩壊のち復興、再生を暗喩する工事中の城を背景にしたカット。

このメタファーと表情のリンクも気持ちいい。

 

そしてイプセンの古城へ。

どうやらこの世界の4つのエリアに封印が存在し、それらを同時に解かないといけないようです。

途中、仲間にこだわるジタンと一人にこだわるサラマンダーの和解も

封印を解くのは次回に回そうと思いますが、もう最終盤。

フライヤの恋人やパック、スタイナーとベアトリクスの関係などはまだ描写されていませんがどうなるのでしょうか。

これから描かれるならいいのですが、もしかしてどこかでサブストーリーを飛ばしてしまっていないだろうか……。

少し探索はしてみますが、ひとまず今日はこれでおしまい。

FF9日記⑥

あけましておめでとうございます。

昨日はお酒を飲んで寝てほぼプレイしておらず更新できませんでした。

あと、なぜか前回までの記事の画像が一部表示されなくなっていたので修正しました。

 

続きです。

イーファの樹にて霧の根源を断ち、マダイン・サリに戻ってきました。

ブラネの放った刺客によりエーコの宝物が一時奪われるも、焔色の髪をした男に救われます。

と思いきやその男はジタンと戦うのが目的らしく一騎打ちに。

なんとか宝物は取り戻し、エーコも旅についてくる決心をしてくれました。

その後マダイン・サリの入り江にて。

自分を助けてくれたみんなの期待に応えられているか責任を感じているダガーに、アレクサンドリア脱出時に言ったことを繰り返します。

あの時は余裕がなく、その後の会話は続きませんでしたが、ダガーは問います。

対してジタン。


クゥ~~~~~~~~~~~。

ックゥ~~~~……。

 

大切な人の傍にいるのに理由はいらないんですよね。。。

良い男を見るのって気持ちがいい。

 

そのままいい雰囲気になりそうでしたが、小舟に乗っているうちにダガーがかつての記憶を思い出します。

自分には本当の母がおり、ここマダイン・サリの出身であったこと。

何か災厄が起きて船で逃れアレクサンドリアで拾われたこと。

エーコとは同族であるようで、恋のライバルながら姉妹のようなここの二人も良いですね。

そしてクジャと対峙すべくイーファの樹へ出発します。

エーコにとっての『いつか帰るところ』

いざ、というところで先日の焔色の髪の男がやってきて仲間になります。

ついに戦闘メンバーがあぶれる人数に。



そしてイーファの樹にてクジャに出会いますが、彼の目的はこちらではなくブラネの方にあるようで。

野心に呑まれクジャも始末しようとしたブラネが迫ってきていたところ、クジャの策略により召喚獣を奪われ、命まで落とします。

今際の際には野心も放心、ガーネットの背中を押して逝きます。



そのままブラネの船でアレクサンドリアへ向かう一行。

そこでダガーは新たな女王として統治者になる覚悟を決めます。

ここの表情の塩梅も素晴らしいですね。

どこか押し込めるような決意の顔

さて、ようやくアレクサンドリアへ戻ってきました。

やるべきことは一つしかありませんね。

テメェ覚悟しろよ!!!!!

ざまみろ!!!!!

 

カバオ、仇は取ったよ……。

カードもっかい貰ってくよ……。

カバオ?

 

また別の幕間。

エーコがジタンに宛てたラブレターが回りまわってベアトリクスとスタイナーの元に。

お互い相手から好かれていると勘違いしてしまいます。

なんて可愛い奴らだよ。

バカ真面目同士のラブ、好きです。

一方ジタン。

ダガーが遠い身分になってしまったことにふてくされヤキモキとしています。

ダガーに何も言えないままトレノで遊んでいたところ、アレクサンドリアでまたも異変が。

クジャ操るバハムートによる襲撃です。

それに対抗するようにエーコダガー召喚獣アレクサンダーを呼び出します。

これまで見たアレクサンダーで一番カッコいい

バハムートを退けることは出来たもののクジャの目的はアレクサンダーを奪うことにありました。

が、ジタンのこともクジャのことも知る謎の男ガーランドによって阻止されてしまいます。

ガーランド……FF1とは流石に無関係ですかね。

戦いの最中崩壊する城とそこに取り残されたダガーエーコ

彼女らを救いにジタンが一人向かいます。

スクショを取り損ねましたがここのムービーがまたいいんですよねぇ。

 

助けることには成功したものの、爆発に巻き込まれ目が覚めるとリンドブルム。

様々なショックが重なり、ダガーは喋れなくなってしまったようです。

自分の言動がみんなを巻き込み、また全ての原因だったのではないかという自責が言葉を奪ったのでしょうか。

これまでは自分なりに行動してみるということに強いモチベーションを持ち、それで自分自身良い方向に向かっていたはずなのですが、転じて災いとなった形。

みんな自分の意志でやっていることだ、背負いすぎてはいけないとマダイン・サリで説いたはずですが、その直後に色々とありすぎましたし、人は同じ問を何度も問い直しながら進むものなのかもしれません。

またスタイナーとベアトリクスも生き別れてしまったようでこちらの展開も注目。

 

さてクジャは意志を持つ黒魔導士を従えて、シドの妻が操るはずの飛空艇に乗っているようです。

その真意、手掛かりを求めて黒魔導士の村に再び向かうところで今日はおしまい。

FF9日記⑤

小さかったころは戦闘というもの自体がおそろしく、FF10ではブリッツボールだけプレイしてました。

 

続き書きます。

晦日なので今日は短め。

 

ブラネの戦争を裏で操るクジャの情報を追って、霧の大陸を出て外の大陸へ向かうところから。

 

まず辿り着いたのはドワーフたちの暮らす村コンデヤ・パタ。

霧のこともクジャのことも露知らず安穏と暮らしているだけですが、そこで黒魔導士兵を見かけます。

それを追って辿り着いた村は、自我に目覚めた黒魔導士兵がひっそりと暮らす隠れ里でした。

黒のワルツに追われていた時に守ってくれた黒魔導士兵たちも同じようにして自我に目覚めてたんでしょうね。

始めは仲間が見つかったことに喜ぶビビでしたが、そこで自分たち黒魔導士兵が1年しか命が持たないことを知ります。

9歳という設定は?おじいちゃんは一体何者?などまだ謎は残っていますが、自分が人形であることはもはや認めざるを得ません。

そうして死ぬとは何か、生きるとは何か、新たな問いがビビに生まれます。

そんな迷うビビを見てジタンは、『いつか帰るところ』を探しているんだろうと自分の過去を語ります。

かつて故郷を探しにバクーの元を去り、戻ってきた時に知った『いつか帰るところ』

 

この『いつか帰るところ』は、今まさに母と故郷が侵略者となっているダガーはもちろん、スタイナーやベアトリクス、フライヤにも効いてくる言葉になりそうです。

にしても主人公にしては珍しく(と言えるほどFFシリーズをプレイしているわけでもないのですが)、相当成熟していますよね、ジタン。

物語のテーマについて、年長キャラも差し置いて誰より先導している主人公は珍しいように思います。

その出生には明らかに秘密が用意されていますが、それが判明した時に先導者としての立場を失うのか維持し続けるのかは楽しみですね。

 

 

次の目的地はドワーフたちが聖地と呼ぶ大樹。

そこに行くには夫婦になる必要があるようで。

ルパンダイブしようとして避けられる。なんたる古典。

そうして聖地に入ろうとしたところで出会ったのが角を持つ少女エーコ

君もいたストで出会ってたなあ。

主人公やヒロインを差し置いてビビやエーコが出てたんだ。当時この2人の人気が高かったのかな。

まあこの2人がアイコニックな感じなのは分かる。

なんて平均年齢の低いパーティ

エーコモーグリたちだけが暮らす村にて。

劇や召喚獣にまつわる秘密が見え隠れするほか、迷うビビを励ますジタンの台詞が良い。

この作品、台詞がとにかく良い。

自分で決めなきゃいけないことは本人に託しつつ。なんて慰め上手な男だよ。

エーコが仲間になったところで聖地ことイーファの樹に向かいます。

そこは魔物や黒魔導士を生み出す霧の根源であり、正体不明の生命エネルギーの加工工場のような場所らしい(魔晄炉に近い?)。

この感じでラスボスダンジョンではないんだ……。

そして、そこを守る魔物と戦います。

そうハッキリ表現できるんだと少し驚く

 

徐々に世界の秘密が見えてきました。

霧の根源を断ったところで今日はおしまい。

 

FF9日記④

小さい頃SFCFF6をプレイして、マッシュの必殺技コマンドがどうしても出ずチュートリアルで詰んだことがあります。

 

続きやります。

 

昨日書いたこと一部訂正。

ダガーが向かってる先はブルメシアではなくアレクサンドリアでしたね……。

ブラネは侵攻中のブルメシアにいるのだからそっちにいくはずと思って勘違いしたんですかね。

はずかし……。

 

さてギザマルークの洞窟を抜け、ブルメシアに着いたとこから。

そこは既にアレクサンドリアによって廃墟となっていました。

なんて優しい言葉遣い。

王宮ではブラネとベアトリクスの他、謎の男クジャがブルメシア王の行方について話しています。

あ~~~、いた……。知っているこいつ……。

昔電プレのディシディアファイナルファンタジー特集で見たと思う。

いたな~。素性までは知らないです。



ところ変わってアレクサンドリアを目指すダガーとスタイナーの場面。

駅でマーカスに再開、ブランクを救うための探し物に無理やり付き合う形でトレノに立ち寄ります。

やはり自分に出来ることをもがき探しているようです。

 

そのトレノにて。

……!

ボケペンギンがよ

いいかげんにしろよなコノヤローッ!!!!!!!!!!!!!

 

 

さてこの旅で変わろうとしているのはスタイナーも同様のようです。

ブラネを疑おうともしない彼ですが、バクーや元アレクサンドリア城勤めの学者トットに諭される中で自問するように。

良いセリフ。ちょっと耳が痛い。

 

トットの助けも得てアレクサンドリアに到着したダガー一行ですが、罠にかけられ捕まってしまいます。

ブラネの狙いはあくまでダガーが持つ召喚獣の力であり、それを抽出するためダガーに追手をかけていたようです。

 

ベタだけど良いシーン

場面はジタンたちに戻ってブルメシアと先祖を一にするという秘境クレイラへ。

そこで物語冒頭で友となったビビとパック、フライヤとその恋人フラットレイ(記憶喪失になっていますが)との再会もつかの間、クレイラの宝珠を狙うブラネが迫ります。

ダガーから抽出した召喚獣の力でクレイラはあっけなく滅んでしまいます。

間一髪敵船にテレポートしたジタンたちは娘を処分しようとするブラネの思惑を知り、今度はアレクサンドリアへテレポート。

かなり忙しい。

フライヤなんて恋人に忘れられ故郷も同胞も滅び大変なのによくついてきてくれる。

再び場面変わってアレクサンドリア

牢から脱出したスタイナー・マーカスとジタンたちが合流し、ダガーの奪還と脱出を試みます。

直観に反するタイミングで押さなきゃいけないので10分くらいかかった

そこに遠征から戻ったブラネと鉢合わせダガーをとらえようとしますが、ベアトリクスがクレイラの惨禍やブラネの横暴に耐えかね反旗を翻します。

スタイナーもまたフライヤやベアトリクスの行いを見て自らを振り返り、残ることを決心します。

国に尽くしてきた騎士2人が己の道を歩き出した章であり、武器商人クジャの登場も相まってアレクサンドリアという国の決定的な変節を象徴しています。

彼なりに信じるに値する「これまで」が想像される

脱出後リンドブルム近郊に着くと同時に、今度はリンドブルムが蹂躙される様を目の当たりにします。

そこでシド大公からクジャのことを聞きます。

ここから先はクジャを敵と定めて進んでいくようですね。

少し話は戻って脱出の最中、守られてばかりでいるコンプレックスを抱えたままのダガーに対して、ジタンから核心をつく言葉が出てきます。

みんながダガーのためにやっていることは、自分のためでもあるんですよね。

 

この言葉を受けてもまだ迷いとプレッシャーは解消されていないようですが、距離は縮んだようです。

リンドブルムにて出発前のシーン。

かわいらしいやりとり。照れも迷いも含んだような感じでしょうか。

各キャラクターがあるシーンの中でそれぞれに思うところがあり成長していくので、あらすじをまとめる形式が大変になってきました。

でも「自分はどうしたい」を大きなテーマに群像劇をちゃんとやってて良いですね。

 

この先人が増えたら流石にきついんだろうけど、今のところ戦闘メンバーが4人までになっていてパーティからあぶれないようになってるのも良い。

自分は大抵の場合メインを固定してあぶれたメンバーを腐らせてしまうので……。

 

といったところで今日はおしまい。

FF9日記③

好きなFFはタクティクスです。

 

続きやります。

今日は出かけてたので短め。

 

リンドブルムについたところから。

ジタンの旧友フライヤとの再会や、ダガーの目的であったシド大公との謁見など次章に向けた準備のような話がメインでした。

 

しかしここでも重要な描写がありましたね。

ダガーの誘拐はブラネを不審に思ったシドが依頼したものであったこと、来賓として丁重に扱われることなどに自分の無力さを痛感しています。

ジタンはそれを知ってか知らずか、今リンドブルムで開かれている狩猟祭で優勝したらデートをしようと約束します。

街に魔物を放って、それを狩るというお祭りだそうです。

 

……

 

正気か!?

 

ほらもうー!!



国民にめちゃくちゃな危害を加える狂い祭りが終わり、表彰されているところに隣国ブルネシアからの使いが突如やってきます。

黒魔導士兵に国が襲われ大変な事態になっており、援軍を送ってほしいとのこと。

シド大公はこれを請け、故郷を襲われたフライヤ、友人を助けようとするジタン、黒魔導士の真相を知りたいビビは向かうことになりますが、一国の王女であるダガーは置いていくことに。

アウトローと姫の違い

城門が開くまでの間腹ごしらえとなりますが、そこにはダガーによって睡眠薬が盛られており、スタイナーを連れ先んじてブラネシアに向かいます。

そこにはやはり前述のコンプレックスがあります。

原動力は母への愛

それを追う形でジタンたちはブラネシアへ向かうためギザマルークの洞窟へ。

白魔導士がいないのが単純にキツい。

チートモードは緩めに縛ります
使うときは使う

道中、クイナが仲間になります。めちゃくちゃアッサリ。

FFでしばしばあるサブ仲間枠っぽいですがビビの祖父とも関わりはある様子。

 

洞窟を抜けたところで場面はダガーとスタイナーが国境を抜けるところへ。

既に指名手配されているようですがダガーの機転で切り抜け、山の向こうにあるブルネシアへ向かうための列車に乗り込みます。

 

ここのセリフがやはり重要ですね。

 

思えば最初の誘拐もジタンとタンタラスに頼み、ダリからリンドブルムへ向かうときもその手段をジタンに託していました。

ジタンの自由と行動力に対する憧れとコンプレックス。

偽名の由来をジタンの武器に託したのも、道を切り開く象徴としてだったのでしょう。

昨日見たこのセリフの意味するところにさらに深みが出ましたね。

忸怩たる思いもそこにはあったのでしょうか

ブラネシアに向かおうというところで今日はおしまい。

FF9日記②

初めて遊んだFFは10-2です。

よろしくお願いします。

 

続きです。

 

ガーネットを連れ森に不時着したところから。

はぐれてしまったガーネットを探しにいくと、どうやらモンスターに囚われているようで戦闘開始。

 

……

 

ガーネットも攻撃対象に選択できるんだ~……。

 

アッ

初ゲームオーバー

奮戦むなしく姫はさらわれてしまい、助けに行くかでひと悶着。

結局助けに行くことになりますがその途中、ビビに対しては兄貴分のようにふるまってはっぱをかけるジタンも、9歳相手でもビビ殿呼びのスタイナーもイイ。

 

森の親玉と戦いガーネットを救出。

助太刀に来てくれた団員ブランクを犠牲にしつつも先へ進みます。

雷使いなんだお前

森を抜け更に氷の洞窟を抜けたところで、村が見えてきます。

身分を隠すためガーネットは、ジタンの武器に何か感じるものがあったのか、ダガーと名乗るように。

 

さて人里についたからには……。

やはりいるか!デュエル開始!

 

ルール……?カードバトル……。

……?

小出しすぎる!

さておき、この村どうもただの村というわけではなさそう。

因習村?と思ったら国の下請け人造人間工場でした。

大人たちは農業をやめてほぼ皆この工場で働いてる模様。

こういうただ弱いおじさんも好きがち

もしかして酒場のメニューから野菜が消えてほぼ保存食だけになっているのは、自分たちで生鮮食品の生産を行わなくなったから?

もしくは元々働いてた親が工場に行ってしまったので料理が提供できなくなったから?

串焼きの肉はどう調達してるのか

そして工場で作られている人形たちを出荷する飛空艇に乗ることになったジタンたち。

アレクサンドリアに向かおうとする船を、ダガーの目的地リンドブルムに向かわせてみせるというジタンに対しダガーは、念を押すように、あるいは自分にも言い聞かせるように「信じてますから」と言います。

それに対し「信用されてない」とぼやくジタン。

声色や(ムービー以外では)表情での表現は無く当然地の文もない本作ですが、ジタンの台詞一つでダガーの内心をうかがわせる良いセリフ回しです。

 

その後のビビのシーンも技あり。

自分に似た人形にショックを隠せないビビが、飛空艇を動かす人形たちにしつこく挨拶をします。

それが叶わないことを悟ると、ポツポツと弱音を吐きます。

ここのテキストウィンドウを細かく区切ることで子供のリアルな不安、嗚咽を漏らす様が表現されていますね。

お兄ちゃんをやっているジタンがまた良い

船の乗っ取りは難なく成功するものの、追手の改造黒魔導士兵「黒のワルツ3号」が迫ります。
そこでうんともすんとも言わなかった人形たちがビビを守るように立ちふさがります。

簡単に一蹴されてしまいますが、子どもを守りたかったのか、ビビになんらか特殊な事情があるのか。

一度は3号を退けるも小型飛空艇に乗って再び襲ってきます。

それにビビが応戦するのですが、ここのムービーもまたよいですね。

行く手に立ちふさがるように現れた敵飛空艇のあおりを受けて、すれ違うように後ろに飛んでいく人形たちの帽子。そして魔法の応酬。

象徴的な意味でもカッコいいシーンです。

丸い目が帽子に隠れてツリ目のようになるのも良い

そんなビビの働きもあってリンドブルムに入国できたところで今日はおしまい。